このページでは、フィボナッチツールのひとつ、FEこと「フィボナッチエクスパンション」について解説します。
FXにおけるフィボナッチ
フィボナッチとは、「1:1.618」という黄金比率で、チャートの動きを予想するテクニカルな分析方法です。
翻訳すると「初心者ほど、それっぽい数字が根拠に見えてしまうよくわからないツール」なのです。
【結論】使ったら勝てる?
100%勝てません。安心してください。
まずこれを使って勝てるなら、もっと世界中の頭のいい人がみんなこれで稼いでますので。我々、自称FXトレーダーの底辺組がそんな特別なわけもなく。使って勝ったとか言ってるのは、たまたま使った時にプラスになっただけで「フィボナッチによって動かされた結果」ではありません。
ただし、僕はこの「フィボナッチ」を使っています。
「勝てないのに使うわけねぇだろ」「本当の使い方教えて」とかDMでいただくこともあります。僕の回答としては勝ってる人にとっての相場は勝ち負けじゃないということで。いや、まぁ、勝ち負けもあるけれども、どちらかと言えば「勝ち負け以外の観点があるよ」という感じ。
…わかりにくいですよね。と、いうわけで、それがどういう意味なのかがこの記事の本題になります。
どうしても勝ちたいなら、FXを辞めることが最速で勝利する方法ですので。
チャートの動きが予測できるのか?
まずチャートとはなんでしょうか。
チャートとは、「縦軸が価格」、「横軸が時間」の推移ですね。
では、チャートの予想とは何かといえば「時間と価格の予想」です。(このサイトをお読みいただいている方々には既に説明不要ですね)
繰り返しますが、価格と時間を予想することが、チャートの予想です。フィボナッチを引いても「基本的に横軸」です。
縦軸がないやんけ!といった感じで、こんなもの予想でもなんでもないんですね。そもそも為替の予想はそんな単純な話じゃないですし。
だから、先出トレードをしてるトレーダーも時間まで当ててない限り、当たったとは言えないわけで、そんなことしてる人は初心者なんですよね。で、初心者はロスカットしたあとに「やっぱり方向は合ってた!」とか言うんですけど、それって全然あってなくて、時間を読めてないから負けたわけなんです。
認知(バイアス)の仕組み
初心者の脳内
勝てる(時もある)トレーダーの脳内
初心者は「使えるツールが欲しい」と思っている。
つまり「当たっている!」「効いてる!」という様な視点で見ているので、当たってない事効いてない事は、全然脳内に入らない。これが認知のからくりで、バイアスと呼ばれるもの。
勝ってるトレーダーは、効いていないものや当たらないものは不要。つまり、「当たっているか」は、さほど見ていなくて、「当たっていないじゃん。」という冷静な所感で見るので、不要なツールは使用しない。
フィボナッチには「種類がある!」
フィボナッチには、代表的なフィボナッチリトレースメントがありますが、その他にも種類があります。(端末によって仕様や名称や種類が異なる)
フィボナッチリトレースメント
使い道は無くもない、、、くらい。いつか例は出すいかもしれないけど、日常的に使うことはないかな。初心者が「使える!」と思いやすいツールナンバー1。
フィボナッチエクスパンション
これも横軸のみなので、もちろん「チャートの予想は出来ない」。でも、僕の(ASOBIFXで推奨している)トレード方法には、良い使い方がある。仔細は後述します。
フィボナッチチャネル
リトレースメントより「断然使える」。このサイトでは、「いるかホテルチャネル」というインジケーターで代用できるのであえて推してないけど、手法などではなく、流れを観測することにおいては、使っても良いツール。
フィボナッチファン
フィボナッチツールの中では、「FE」同等に使える。もちろん上記の画像のようなネットに書いているような使い方では「効いた効いてない」みたいな意味のないもので、手法が作れたと思ってもどこかで負けて終わり。あてずっぽうに相場に対して色々あててみるとか、そういうことじゃなく、毎回相場の何を捉えていくか、対してファンクションを持たせてあげると、これほど便利なものはない。
フィボナッチアーク
現状、使い道なし。
フィボナッチタイムゾーン
現状、使い道なし。
「チャートは黄金比」とかわけわからんこと言い出す奴、年にひとりはいる説。
FEの解説へ!
以上、フィボナッチツールの紹介でした。
このままでは「フィボナッチ大全集」みたいになってしまって、まったくもって意味の無い記事になってしまうので、ここからそのうちのひとつ「エクスパンション」について解説します。