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【分析スキル】通貨相関を取り入れたFXトレード【脱初心者】

今回は、FXトレードにおける「通貨相関」について記述します。

このサイトをご覧になってくださっている頭のいい方々はもうご存知のことですが「必ず勝てるFX手法」は存在せず、今回も例外ではありません。それでも通貨相関分析は、とても重要な観点となります。

通貨が相関するのはわかる、けど何が必要なの?という方はぜひ読んでいってくださいね。

机上の空論はおいておき、実際にリアル資金を多額運用しているトレーダーの観点を記述します。参考までにどうぞ。

目次

編集長

認定テクニカルアナリスト(CMTA®) Certified Member of The Nippon Technical Analysts Association . FXと株のトレーダー。「ASOBIFX」編集長。証券会社主催単独セミナーなど多数登壇。公式LINE登録者2000人、Disicord登録者3000人。

【カンタン解説】通貨相関とは【復習】

通貨ペアは相関します….みたいな当たり前でかつ意味のない解説は行いませんので、意識を高めたいだけの方は、グーグルで検索しに行ってください。では早速、通貨相関の「捉え方」から。


——例えば「ドル円」が急激に動いたとします。

厳密に言えば、ドル円という通貨はありませんので、

と言うのが内部的な要因パターンですね。

その要因を【ある程度突き留めること】が出来れば、来るテーマトレンドや、リバースダイバーを【ある程度感知】することが出来る場面もあります。

この”ある程度”が極めて大事なことで。だって相場は専門家でも予想できないものなのに、「実状」を部分的にでも素人が分析できるわけでね。

いうて「結果論」なんでしょ?

もちろん作用反作用で言えば「作用側」ではあるので、未来予測ではなく、現状確認であることは間違いありません。

では、以下のツイートをご覧ください。

エビデンスを残すためにツイッターを使っているんですが、たまたまでしょとか言われたら運もそりゃありますが、上記のツイートをみてください。これは何をしたのかと言えば、「円安ムーブ」を読んでそのことを言及しつつ、強気でロットを張っています。

僕は金融的に素人なのでファンダメンタルズが云々ということはなく「テーマトレンド」がドル円に起こっていました。そして、これがドルなのか円なのかを探すために通貨相関を確認してみると、「クロス円(〇〇〇JPY)」であることが確認できました。

ということは、このケースでは「円」が「安くなるテーマトレンド」がチャートに起こっていることを確認していたのです

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【考察。】要因から、原因を探る

いま手にある情報は『円が安くなる方向へのテーマトレンド』のみ。つまり円安。

繰り返しますが、僕は金融的には素人。普段ニュースも全然見ない。むしろテレビも見ない。しかし、調べたいことはハッキリしてるんです。「円安になってしまうような出来事があるんじゃないか?」ということ。

で、調べてみたんです。

すると、「アメリカが金利を上げている」わけです。つまり、預けることでもらえるお金を増やしてくれるというわけ(ざっくり)。それはインフレなどが原因で、通貨流通量をコントロールするための施策のようで(ざっくり)。で、あればこれは【まだ続く】はず。

では、日本はというと、国債やらなんやらの兼ね合いで「金利は上げない」と言ってるんです。それなら、ドルを持っといたほうがお得ですよね、【持ってるだけでお金が増える方と変わらない方なら、増える方がいいと思う人の方が多いはず】。

で、更に、欧州も米国に続いて金利上げムーブに向かっているようなんです。それなら、ドルだけではなく欧州通貨などに【円を手放して、交換する人は増えるハズ=円安ムーブ】と判断できます。

テーマトレンドは、テーマのあるかもしれないトレンドで、波形が出るまで継続性が強い傾向がある。ともすれば、先ほどの通貨相関から紐解いた円安ムーブの要因を加算して考えても「まだドル円は上がる=円安ムーブ」と読めるわけで、上記に掲載したツイートは、その点に別途したトレードでした。

これは通貨相関から逆算したニュース調べを行った考察に基づくもの。ただし、ツイッターとか謎の有識者の個人投稿は絶対に仕入れないことはマストで行っています。だって、二次的三次的な投稿って、本人の主観と認知バイアスがのっかっちゃってますので、出来るだけ情報ソースの上流を探してみる癖をつけています。

【その後】ドル円は上がり続けることなく、落ちてきています。

FXがなぜツールや理論で予測できないかと言えば、「結果が結果を産むから」だと考察しています。

上がる情報があっても、下がった瞬間にみんなが「上がるのは終わった」と思えば下がるわけです。なので情報で動いているのではなく認知で動いていると推測されるから。だから、上がる情報をその後すぐ下がる情報と認知するかまではツールやAIがあっても認識不可能だと考えます。

で、先に書いたドル円の円安ムーブも、投稿現在は落ちつきを見せている。

ドル円チャート(解説の為4H)

けれど、それもある程度は、把握が出来ます。

パラボラや、波形による複合的なチャートの見方で「売買のパワーが均等になりつつある」状態と見込めるからですね。このサイトの「いつも通りの分析」になるわけですが。話が逸れてしまうのでこの辺にしますが、いかにニュース的に円安になっても、その中で円高に向かうムーブもあって、それも結果が結果を産むからともいえますよね。

レバレッジをかけたトレードですので、円安に賭けても、一時的な円高でロスカットすることから、専門家でもFXは勝つのが難しい。通貨相関”だけではダメ”なのです。

通貨相関を確認する方法

①相関関係の把握

僕は以下のサイトで見ています。めっちゃ便利です。

通貨相関は常に変動するものなので、直近重視で【期間は3ヵ月】でチェック。1~-1で強弱相関を表していて、まぁ基本±6前後以上を相関と認識。

ただあくまで、これは最新の相関関係を確認しているに過ぎないので、このサイト自体は何か月かに一度みるくらいです。

https://sayatrade.com/feature/correlation.php

②相関チャートの確認

実際に重要なのは、相関している通貨の確認をチャートで行う事。特に「流れ」は重視。

以下のように並べてみることもありますね。まぁ基本は必要に応じてスマホでちゃちゃっと確認する程度ですが。

※矢印は「ダイバー」。

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通貨相関は、いつ確認すればいい?

慣れないうちは、「毎回トレード前に確認」で良いと思います。

例えば、ドル円を観測するのであれば、ドル円に強相関するものもいいですがまず以下を確認してください。

①EURJPY
②EURUSD

例えば、EURJPYだけテーマトレンドが起きていたら、【共通するEURUSDに起きていない、つまりJPYにテーマトレンド要素がある】とも考えられるからです。もちろんこれだけでは判断はできませんけどね。

まずは、三角関係を作ってみて、考えるとよいかもしれませんね。

慣れてきた方は、そこから広げてみるのもいいですよ。

【有料級】通貨相関は、「通貨だけにあらず」

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