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【大丈夫?】GOLDでロスカットする人の「原因」とは

FXトレーダーでよく「GOLD」を多く取引している人を見かけます。

たしかに、お金目当てでFXをしている人にとって”ゴールド”なんて名前に惹かれないわけはない。とはいえ、GOLDトレードで億に行っている人はみたことない。2倍10倍100万…とかはよく見かけるけど、そのあと「音沙汰が無くなる」「ロスカットした」人ばかりで、「2倍10倍100万の、その後」の人が居ない

GOLDばかりトレードしてる人は、恐らくほとんどは「本物の金とメッキ金の違い」すらもわからない人ばかりだと思いますが、確実に「証拠金が長期的に増えていないなら、一時的な増加だけで”結局負けてる事実”から目を背けたいだけ」だと思います。

この記事で、リテラシーも養いながら、トレード通貨としてのGOLDのリスクを確認してください。

目次

編集長

認定テクニカルアナリスト(CMTA®) Certified Member of The Nippon Technical Analysts Association . FXと株のトレーダー。「ASOBIFX」編集長。証券会社主催単独セミナーなど多数登壇。公式LINE登録者2000人、Disicord登録者3000人。

「GOLD」は、なぜ大負けする?

非常に多くのFXトレーダーが「GOLD(XAUUSD)」をトレードしている。怪しい商材屋が多く「ゴールド専用手法」なども出している。

でも、気づかないだろうか。GOLDトレードしてる凄そうなトレーダーって、長期間のリアルトレードのエビデンスがない。ずっとゴールド専門の人もほとんどは「デモトレードを掲載している」か「ポエマー系」か「極少ロットでトレードしている人」「ロットを隠している人」じゃない?

でもそれを真似して増やしている人も、結局最後は、ロスカットになってるよね。GOLDで多く利益を得られるものなら、億トレも多くが触っているはずだと思うんだけど、本当にエビデンス出せる人で触っている人なんてほとんどいないと思う。もちろん全く居ないというつもりはないけどね。

結論、証拠金が年単位で増やせていないうちはGOLDは基本触らないほうがいい。その理由を2つのポイントに分けて紹介しようと思う。あくまで正しさ、というより、個人トレーダーとしての知見の範囲でまとめた主観記事ですので、部分的に参考にしてください。

①「金」のお話
②なぜ「GOLD」は大負けするのか。

ためしにTwitterで「ロスカ」と調べて見てください。ロスカットしてる人の多くは「GOLD」をトレードしてる人ばかりです。

「金」

まず、GOLDは地球上にある総量は決まっているので、需要と供給のバランスでは確かに価格は上がっていくと言われている。

現に、2020年はかなり高騰したし、かなり多くのトレーダーが買いつけている。今後もおそらく需給で上がることは大いにあると思うので、GOLD自体は投資商品としては、かなり手堅く魅力的なものだと思います。で、「トレードするな、って言っといてなんやねん!」って思うかもしれませんが、これはトレードではなく「投資として、資産として、現物保持するなら手堅いものである。」ということ。

どういうことか。まず下記のチャートをみてください。

このチャートは、1999年~2021年の月足のチャートです。

一見して「クッソ上がっとるやんけ!!!!!!!」という感じですね。

買ってたらレバレッジ無しでも100倍近くお金増えてるよね。。まだ今後も上がるなら、俺もまたGOLD買おうかな。。…って昔なら思っていただろうけどね。実際は、怖すぎて震える。よーーーく冷静に見るともはやホラー級の動きである。

2011年付近を一旦の天井に、落ちている。底値までざっくり1000円近く落ちている。これ、現物であれば「高値掴みしてもおよそ半額になって、9年で元に戻った」わけだが、レバレッジをかけるとそうはいかない。

悪いところで捕まった場合、かなりのスワップをマイナスでつけながら、これだけの含み損を9年間保持できるトレーダーは、おそらくいないだろう。(怖すぎんか…?)

金は「循環サイクルが長い」。

繰り返すが、今後も金は需給で今後も上がっていくといわれているため、「投資商品」としては魅力的。ただし、FXトレーダーのレバレッジをかけた「トレード」で考えると問題がある。

月足約30年分(左:金 右:ドル円)

わかるだろうか。上記画像左の「金」は一つの波のサイクルが極めて長い。一方、右のドル円は細かく波を作りながら進んでいる。

死語で言えば、金の動きは「トレンド的」であり、ドル円は広い目で言えば「レンジ的」。

つまり金の保有価値は長期的なメリットがあるような感じにも見て取れるわけだが、おそらく初心者は「現物資産として魅力のある金融資産”金”」を「FXでも魅力」と勘違いしている人も多いと思うので、この辺からしっかり区別を推奨したい。金は保存価値、美的様相属性のため魅力的なコモディティーではあるが、レバレッジをかけたFXとしての金とはセパレートした概念として考えるべきところですね。

殺人的なムーブ

日本では語られていないことで、中国語で発信されている某貴金投資の話がある。

GOLDの価格が上昇する局面は、まず「プロフェッショナル」から。ある時点から、「金は勝っておけば上がっていく」という話を流布していき、一般投資家が買いだして価格が高騰したところで、安く仕込んでいたプロフェッショナルが売りに転じる。つまり「一般投資家が買いだした時にはピークが終わっている」ので高値掴みをして損をする。「金買うと儲かる」という言葉は、はめ込みであることが多い、と中国圏の金商品の評論家は言う。

では、ここで実際のニュースをご紹介↓

「相場操縦」は実際に行われている。しかも、国家の銀行で。ワロスw

言論の統制もあるわけで、明るみに出ていることが全てではないとすれば、こうした相場操縦はいたるところで行われているなら、これほど怖いものは無い。

もちろん、為替においても操作はあるだろうし、AIもあるだろう。だからこそ「ボラティリティ=値幅=値動きの大きい「GOLD」で操作を食らうと”殺人的なダメージ”になる」。なので、本物の億トレーダー(らしき人)もGOLDは触らないと言っている。現に、僕もせっかくここまで稼いだお金をえぐり取られたくないので、GOLDは極力触らない。

という意味から、冒頭でも似たようなことを書きましたが「”レバレッジで資産を増やす”と本気で思うなら、この観点だけで言えば「触らないほうが安全」である。」と僕は思っています。

失ってもいいお金でやってるから、値動きの大きいGOLDでギャンブルトレードをしているって人も居るけどね、大丈夫。失ってもいいお金は、増えたとしても失うわけでね。僕は1円も失いたくないから、リスクヘッジで触らない、というだけです。

なぜ「GOLD」は大負けするのか。

ここからは、馴染み深い「負けトレーダーたちのGOLD」について書いていきます

直近の値動きで言えば、GOLDは1日およそ3000pipsくらい動いている。ドル円で言えば60pipsくらい。比べるとマジ50倍くらいだから、勝つことが出来れば低ロットでもちろんそこそこ利益を得ることはできる。

うまく行っちゃったらそれこそ、全然動かないドル円やユーロ円なんか触れなくなっちゃう。ゴールドは超刺激的だよね!!!」。僕も、もちろんそれはわかる。勝ってないときは良く触ってたし、手法づくり(笑)とかやったもんね。ただ、いま冷静に思えば罠はたくさんるよね。

「ロット」という罠

GOLDでうまくいくと、結構低ロットでもそこそこ金額を得られるので「超気持ちいい」。

とても刺激的なので、IQもガクッと落ちるので、いつも以上に判断力が低下する。そんな中で利益を出してしまうと「GOLD」がだんだん簡単に大金を得ることができるように思えてくる。

負けトレーダーは「簡単に思った通貨」に対して、ロットをあげていく傾向がある。毎日1万ずつ稼げば~とか、月に100万いける~とか、不規則の値動きをする相場に、あろうことか規則を考えてしまいがち。

そもそも簡単な通貨は存在しない。負けたから難しい、勝ったから簡単。得意不得意も、その時の流動性次第だったりするので、ギャンブルトレーダー以外は「通貨に対して得意不得意を抱かない」ということが重要だと思います。

だいたい、ロット上げたときに全損するわけだしね。GOLDであれば、更にその高いボラティリティで一撃退場になるので”GOLD専門”とか言っちゃう人はまだ夢の中か、依存状態であることが多い。繰り返すが、GOLDは気持ち良いくらい勝てると利益が出る。が、素人はその先でロットをあげて全損するのも基本セットで覚えておくといいだろう。

GOLD専門の凄そうなトレーダーが出金して、納税して、長期的にトレード結果をすべてリアル(っぽく見えるような)エビデンスを確認した人いますか?

少なくとも利確画面だけの人でGOLDばかり触っている凄そうなトレーダーは損切りを確認したほうがいい。損切りしないことは為替の仕組みとして不可能なので。そして出金や納税についても言及していないなら、ただのデモトレーダーか、承認欲求さんか、商材屋です。トレーダーなら「成果は出金」ですので。

「ドル円」と常に逆相関ではない。

「ドル円と逆相関する」、なんてよく言われていますが、常時逆相関と言われればそういうこともなく、その動きの元になる要件のほうが重要だと思います。

もそも多くの投資家は金融危機と景気後退時にはインフレーションに対して、緩衝の役目を果たす安全商品として金を考えるといわれています。つまり、経済不安定時にその価値が増加する傾向がある。「じゃあ、ドル円の動きが世界の経済不安」かといえば、必ずしもそうではないわけですよね。

ゴールドの取引は為替通貨ペア以上の需要と供給、米ドルリスク、現在のイベントや市場投機を含む要素の幾つかに正しい理解を得ることが必要など、通貨とは属性がかなり異なります。

負けトレーダーを量産する「ボラティリティ」

ようやくここからが、本題です!

FX界隈でやけに「GOLDトレーダー」とか「GOLD 〇分足手法」とか「GOLD自動売買EA」が多く見かけますよね?


これは「ボラティリティ」のせいです。このサイトでは「負けトレーダーの多くが、カーブフィットを失念している」ことをコンセプトにしたページを書いていますが、ゴールドの大きい値動きはまさに「都合よく解釈が出来る」わけです。


例えば、値幅の小さい通貨(仮に10pips)とGOLDを例にする。

みんなは金を目的にFXやってるんだから「値幅は欲しい」と思うだろう。(例えば5pipsとかで基本満足しないよね?)

じゃあ、仮に「10pipsで利確」というルールを作ったとする。すると、このルールで利確するならどこでエントリーしないといけないか考えてみると、

↑この図だと青いところでエントリーしていれば、「10pips利確」を達成できる。これ、もう意味わかりますよね?

ボラ(値動き)が大きいと、エントリー条件がガバガバになる。つまり「別にどんな手法でも極論利確しやすい」ので、ストキャスが振り切ったらとか、RSIやRCIがどうなったらとか、引いた線が当たったとか、ぶっちゃけ別になんだって良いわけです。効いてる云々じゃなくて大きく波形が動いてるならロングでもショートでも待ってれば利確できそうなタイミングは多くあるだけ

なのでGOLDは、その時の波にカーブフィット(検証ごっこ)したものを見せれば簡単に「手法」として見えちゃうので、【新手法】とか【ゴールドサロン】とか【ゴールドトレーダー】が、乱立するんですよ。値幅があれば、エントリーなんてどこでもいいわけっす。

使っているインジケーターが”それっぽい形”に見えたら「自分手法」の出来上がり!

負けてIQが下がっているトレーダーは、こんな簡単なことも見えない状態になるから、怖いね。僕もそうだったし。冷静に考えれば、こんなことわかるのにね。(というか、そもそも勝てる手法なんて明確にないのに、その辺のトレーダーが”新手法!”とか作れると本気で思うのだろうか。。)

ここまでなら「ん??ゴールド手法で勝てました!って報告画像あげてるサロンもあるし、なんだって勝てるならゴールド触ればいいんじゃないの????」と思うかもしれない。

そう。たしかに、ボラのおかげでプラスで利確ができることは多いので、特にスキャとかだと連続してプラスを出せれば大きな金額っぽく見えるのは事実。でも、ここには最悪の落とし穴がある。

大負けを作っている原因は、自分ルールでも運でも調子でもなく「レバレッジ」

ちょっとおさらいだが、値動きは売買で動いている。

何が言いたいかと言えば、短時間的には極めてランダムウォークである。その部分を、正確に当てることは不可能な構造です。

例えば、長期間「ひげ先だけ」をスキャで完全に取っているひとは居ないのがその証拠。(スイングなら長期時間のローソク足はヒゲながいし時に狙えるかもしれんけどね)

というわけで、短期的な値動きは「ランダム性」が多く含まれるわけで、ボラが大きいとしたら、「狙って回避できない大きな含み損」が発生する。

と、した場合、ガバガバなエントリー条件が根拠なGOLDサロン/及びトレーダー/及び商材で、ロットをあげて欲張っている人は、「値幅」によってロスカットに向かうと言える。負けトレーダーの資金量で、ランダムウォークで発生するGOLDの大きすぎる含み損には基本立ち向かえないだろう。

仮にリスクリワードで、短い損切りを置いたとするなら、短い損切りだらけになるのも目に見えるわけで。

結局そこまでスキャだかデイだかで伸ばした資金は、避けられないランダムウォークで消し飛ぶ。という理屈。ってことは、誰でも作れるガバガバな「高ボラ手法的なもの」は、何の根拠でもなく感想だったという裏付けでもあると思う。

つまり「GOLD手法のおかげで勝てました!やったー!」みたいな【点の情報や感想に価値は無し】ですよね。もちろん、根拠をもっと精密に出しているGOLD手法?とかあるんでしょうけど、それでじゃあ専業になってる人は、どこにどれだけいんのって話

このことからも、勝つ方法ではなく、どれだけ負けにくいエントリーをするのかが重要だと思うんですよね。レバレッジというものと、負けトレーダーの低資金と、GOLDのボラティリティの相性の悪さはすごいですね。当然ながら、GOLDやその手法が絶対ダメというわけでもないので、ロットや向き合い方を考えるうえで参考にしてもらえたら幸いです。

とにかく他の負けているトレーダーをまずは研究して自分にあてはまるところがないかを調べるのが近道です。

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以上!

GOLDを触って溶かす人は、どこか都合の良いように勘違いしているように見える人が多い。実際、何度も溶かしている人は、まずは手法でも調子でも自分ルールでもなくて、もっと原始的で基礎的な部分に着目してみてください

「テクニカルがよく効く」なんて現象は無い。その証拠に、同じようにボラティリティの高い「ポンド」も、テクニカルがよく効くと言い出す人も居る。実際、上下に大きくうわぶれてるので”そう見えるような部分”がよくあるだけで。本当にテクニカルがよく効くなら「資産が10倍とは言わず100倍1000倍になるはずです。」


そもそも、本当に大きなボラティリティに魅了されてハイレバで取引したいなら「パラジウム」や「仮想通貨FX」のほうが遥かにスピーディで脳汁でるしね。そう思うともはや、GOLDは中途半端な気がするする。本当に優位性のあるエントリーをすれば「資金が伸びる傾向」に乗るはずだから、最低ロットでも勝ちを重ねているトレーダーのほうがよほど価値があると思います。

…と、まぁ偉そうに見えたら申し訳ないんですが、本当にGOLD中毒の人が多いのでどうしても書きたかった内容でした。商材屋に対してどうこうというわけではなく、僕のような文系の子供でもこのくらいわかりますので、冷静にレバレッジと金というもの、高ボラのリスクを今一度考えたトレードで、資金をなるべく減らさないようにしていきたいですね。

部分的にも参考になれば幸いです。

ロスカットしたことない人には関係ない記事だったと思います。まぁ、ほとんどロスカット繰り返してる人って低学歴だったりしますけどね。しっかり計算していれば、そんなに頻繁にロスカットってなりませんよ。

GOLDを回避しながら、資金を「減らさないように」工夫する!

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